今日も座~学~。
夜に何も用事がなかったので、5時間半も先生のところにおじゃましちゃった。帰ってノートを見たら・・・なんと5ページも書いていた!
どうりで途中でシャー芯が事切れてボールペンで書いたり、腹の虫がぐーぐー騒ぐわけだい。
今日は尾張藩に伝わる忍術―甲賀芥川家伝、木村家伝、伊賀竹之下家伝、とある内の芥川家伝について習ったよい。
紀元前5世紀、呉の将軍・孫武(そんぶ)が書いた、と言われたり言われなかったりしている孫子の兵法は十三篇からなっているんだけど、その内の一つ「用間篇(ようかんへん)」という教えを取り入れているんだって。間っていうのは間者、つまりスパイってことだよ。
どんなものかっていうと、ざっと
因間・・・相手の土地の人を利用
内間・・・相手の官人を利用
反間・・・潜入している敵の間を逆にこちらの間にさせて利用
死間・・・外国で狂言を演じてみせ、それがこちらの間から、敵側の間を通じて伝わるようにする
生間・・・帰ってきて報告するのが役目
で、これらを時と場合に応じて使えという基本の教えだそうな。
忍者界では超メジャー書物、あの『萬川集海(ばんせんしゅうかい)』の陽忍篇・陰忍篇はこれを超細か~く書いただけなんだって。
で、あとは忍術来由という由来についての伝説的なフィクション話、初伝という心得、天の巻、地の巻、人の巻、そして一番大事な皆伝について。
特に天の巻には“家の中の人が寝静まったのを知る方法”だとか“堀の深さを知る方法”とか色々あって、どんなスゴイ内容かと思ったら、と~っても原始的!聞いたらみんな、笑っちゃうよ。
“道に迷わない方法”なんて、なんとなんと「長い糸をつけておいて、帰るとき糸をたぐって帰る」だけ!どひゃ~!
・・・ああ、ときめくなぁ。こういうところもまた、面白いんだよな~忍者って。
ちなみに人の巻では、色々な物の作り方を教わったんだけど、兵糧丸(ひょうろうがん)っていう忍者の非常食はなんとか自分でも近いものが作れそうだったよ。今度挑戦してみよう~っと。
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